2014年1月17日金曜日

Windows Storeアプリでスクリーンショットのキャプションが入力できないというエラー

なんともしょうもないエラーで詰まってしまった.しかも,Web上で見つからないという.とりあえずメモ.

エラー内容


多言語対応のWindows Store アプリを作って,ダッシュボードからアプリの提出手続きをしているときのこと.アプリを提出するにはスクリーンショットを撮ってキャプション(みだし)をつけないといけないのだが,日本語が入力できない,というもの.
日本語を入力すると,赤色のクエスチョンマークが出てきて,それをクリックすると「操作を完了できませんでした.もう一度やり直してください.」とでる.何回やり直しても,このエラーは消えず,日本語版のアプリが提出できない(提出してもローカライズできていないのでリジェクトされる).


原因と解決方法


原因はなんと,Chromeを使っていたから.解決方法は Internet Explorer を使う.ちゃんちゃん.しょうもないエラーにかなり長いことはまってしまった...

2013年11月22日金曜日

VAIO Pro 13 を Windows 8.1 にしてVAIO Update すると,Bluetooth が死んだ件

タイトルの通り,VAIO Pro 13 (SVP1321A1J) で Windows 8.1 にアップグレードして,VAIO Update で自動アップデートしたら,Bluetooth が死んだ.設定 - ネットワークで Bluetooth の項目がグレーアウトしている.以下,解決方法.

1.Intel ProSet/Wireless Software for Bluetooth Technology をアンインストール
デスクトップでチャームを開き,「設定」→「コントロールパネル」→「ソフトウェアのアンインストール」から.


2.Bluetooth Driver (Intel) を選択して再インストール
VAIO Care (Desktop) を起動し,「その他の機能」→「[復元とリカバリー」→「ソフトウェアの再インストール」から.

※途中でエラーが出るが,再起動すれば使えるようになる


2013年11月5日火曜日

Ubuntu 13.10 にOpenCV 2.4.5 を apt-get でインストールするとエラーが起こることがある

問題点


Ubuntu 13.10 では,次のようなコマンドで OpenCV 2.4.5 がインストールできる.

sudo apt-get install libopencv-dev

しかし,nVidia のグラフィックボード以外を使っている場合は注意が必要だ.上記のコマンドでそのままインストールすると,次回ログインに失敗してしまうのだ.

原因は,libopencv-dev が依存する libopencv-ocl が PCのグラフィックボードがなんだろうと ndivia が実装している OpenCL ライブラリ(とドライバ)をインストールしてしまうというバグがあるからだ.そのため,nVidia ドライバの読み込みに失敗してログインできなくなる.(正確には,Xの立ち上げに失敗する).

解決法


libopencv-ocl 自体はどの OpenCL ライブラリでもOKなので,ジェネラルな OpenCL実装をインストールしてから,OpenCVをインストールすればよい.

sudo apt-get install ocl-icd-libopencl1
sudo apt-get install libopencv-dev

もし,すでにクラッシュしていたら,次のようにしてみるといいかもしれない.(未確認)

「Alt」+「F2」を押して,tty を表示,ユーザー名とパスワードを入れてログイン.

sudo apt-get install ocl-icd-opencl1
sudo apt-get remove nvidia-319-updates  nvidia-settings-319-updates
または,
sudo apt-get autoremove

2013年7月17日水曜日

自動ログインでデフォルトキーリングのロック解除ダイアログを表示させずにUbuntu One を使う方法

Ubuntu One はオンラインアカウントのユーザー名とパスワードを記憶するために,デフォルトキーリングを使用する.通常は,ログイン時にパスワードを入力するため自動的に解除されるが,自動ログインの場合は解除されない.なので,キーリングにパスワードを設定した状態で自動ログインすると,Ubuntu Oneの開始時に毎回キーリングの解除を求めるダイアログが出てきてうっとうしい.

このダイアログを表示させない方法として,デフォルトキーリングにパスワードを設定しないという方法がある.セキュリティー的に問題はあるが,そもそも自動ログインが有効という仮定があるのでその問題は無視することにする.

方法は簡単で,Ubuntu Oneの初回設定時にデフォルトキーリングのパスワード設定画面が出てくるので,何も入力せずに Enter するだけである.

なお,すでにパスワードを設定してしまっている場合は,キーリングを削除し,もう一度 Ubuntu One を設定しなおすとよい.キーリングの設定は /home/xxxx/.gnome2/keyring ディレクトリ内に保存されている.

無線LANの接続などの,ほかのキーリングを利用するアプリケーションにも利用できる.まあ,バーチャルマシン環境くらいでしか使えない方法だと思うので,無線LANは関係ないかもしれないが.

2013年6月29日土曜日

VMware player と Oracle Virtual Box の比較

いままで,ずっと VMware を使ってきたけど,
フリーのVMとして,どっちがいいんやろうってことで調べてみた.

ホストのマシンは,
Core i7 860 (Sandy bridge 世代で4コア,ハイパースレッディングで8コア)
8GB メモリ
Windows 7 Professional

ゲストは,Ubuntu で試してみた.
比較として,ゲストの起動・終了時間,自分で作った画像処理プログラム(OpenMPで並列化したもの)の実行時間を計測した.

VMware player


Playerの制限としては,CPUは4コア以上は設定できない.
そのため,4コアのCPUでメモリ4GBのマシンを作成.
ホストは8コアあるため,ゲストでCPU利用率100%のとき,ホストは利用率50%となっている.
OSはUbuntu 12.04 と13.04 で試した.

VMware の利点として,Ubuntu がクイックインストールできることがある.
この機能は,インストール時間が短縮されてとてもありがたい.


さて,計測結果だが,

Ubuntu 12.04
  起動:35秒
  終了:17秒
  画像処理:676秒

Ubuntu 13.04
  起動:26秒
  終了:14秒
  画像処理:442秒


Virtual Box


Virtual Box には,CPUのコア数の制限はない.
なので,ホストのCPUをフル稼働することができる.これが,そもそも試してみようと思ったきっかけである.
8コアのCPUでメモリ4GBのマシンを作成.
VMware と違い,細かいことまで設定できるので,ビデオメモリは最大に(といっても128MB)しといた.
OSは,Ubuntu 13.04.
インストールは,通常インストールなので,VMwareよりも時間がかかる.


計測結果は,
  起動:165秒
  終了:16秒
  画像処理:420秒


結果


画像処理の時間は,Ubuntu をバージョンアップするだけで高速化した.これは予想外であった.
Virtual Box は8コア使って VMware の倍のCPU利用率があるのにもかかわらず,処理速度にそれほどの向上はなかった.これは,そもそも画像処理のコーディングが並列での問題をほとんど考慮せず,for 文をパラレルにしただけだからかもしれない.Virtual Boxのオーバーヘッドが大きいのかもしれない.この辺りの問題は切り分けられていない.
というか,高速な画像処理したいならちゃんとしたアルゴリズムを設計したり, GPGPU とかを使えということはある.

操作感だが,Virtual BoxのUbuntuは動作が鈍い.カーソルが遅れてついてくる.ビデオメモリをもうちょっと多く取れれば良いのかもしれないけど,どうしようもない.それに,インストールと,ゲストの起動に時間がかかりすぎており,とても耐えられない.


というわけで,私の中では VMware の勝ちとして,これからも使い続けようと思う.

2013年6月8日土曜日

Excel で特定のセルの値に基づいて行全体の書式を設定する

例えば,つぎのようなデータがあったとする.


このとき,B列のセルの値に応じて,A列とB列を同じ書式設定にしたいという状況がある.たとえば,6分40秒を切れば,青色,45秒を切れば水色,50秒を切れば緑色...という感じにしたいとする.

こういう時は,条件付き書式を使うと,簡単に実現することができる.
まず,書式設定したい範囲を選択する.この場合では,A4からB19を選択する.
次に,「ホーム」タブの「条件付き書式」から,「新しいルール」をクリックし,ダイアログを表示する.

「数式を使用して,書式設定するセルを決定」を選択して,ルールの欄に条件判定式を記入する.
ここで入力する式は,一番左上のセルをどのように設定するかを表す式になることに注意する.この式が相対的な位置関係を保ったまますべてのセルにコピーされるので,常にB列の値を見るためにはBのまえに$マークを付ける.同様に,基準値は常に同じセルの値を利用しているので,行・列ともに$マークを付けて絶対参照する.

次に,書式ボタンからセルの書式を設定しOKすると,実現できる.


この動作をすべての条件に対して作成し,条件の適用順を「ホーム」「条件付き書式」「ルールの管理」から調節してやると,望みの書式が完成する.フィルター機能と合わせると,トライアルの度に毎回わずらわしい作業をしなくても,簡単に色つきのランキングが実現できる.

2013年6月7日金曜日

Windows で Ubuntu の gedit 環境が使いたくて...

gedit って特段使いやすいわけではないんだけど,ずっと使ってると,休みの日にWindowsで作業するときにいつもの環境でやりたくなったりするわけで.で,できないかなーと探してみたら,Windows版のgeditが存在してた.

さっそく,gnome のページから,Windows版のgeditをダウンロードしてインストールしてみる.
http://ftp.gnome.org/pub/gnome/binaries/win32/gedit/

どうも,動作はもっさりしているが,いつもの環境が実現できた.
Alt キーでメニューは選択できないけど.まあいっか.

フォントの見た目が違うよなーってことで,Ubuntu の標準フォントである,Takao Gothic に設定してみたんだけど,英数が等幅じゃない.調べてみると,フォントはちゃんと等幅なんだけど,void とかが色づけとともに太字になっているからずれていたみたい.

なので,キーワードが太字にならないように設定を変更する.
C:\Program Files(x86)\gedit\share\gtksourceview-2.0\styles
にある,classic.xml を開いて,
bold="true" となっているところを false にかえる.ついでに,italic も false にしておく.


よっしゃ,完璧.これで,いつもの環境がWindowsでもつかえるやん.