2013年11月22日金曜日

VAIO Pro 13 を Windows 8.1 にしてVAIO Update すると,Bluetooth が死んだ件

タイトルの通り,VAIO Pro 13 (SVP1321A1J) で Windows 8.1 にアップグレードして,VAIO Update で自動アップデートしたら,Bluetooth が死んだ.設定 - ネットワークで Bluetooth の項目がグレーアウトしている.以下,解決方法.

1.Intel ProSet/Wireless Software for Bluetooth Technology をアンインストール
デスクトップでチャームを開き,「設定」→「コントロールパネル」→「ソフトウェアのアンインストール」から.


2.Bluetooth Driver (Intel) を選択して再インストール
VAIO Care (Desktop) を起動し,「その他の機能」→「[復元とリカバリー」→「ソフトウェアの再インストール」から.

※途中でエラーが出るが,再起動すれば使えるようになる


2013年11月5日火曜日

Ubuntu 13.10 にOpenCV 2.4.5 を apt-get でインストールするとエラーが起こることがある

問題点


Ubuntu 13.10 では,次のようなコマンドで OpenCV 2.4.5 がインストールできる.

sudo apt-get install libopencv-dev

しかし,nVidia のグラフィックボード以外を使っている場合は注意が必要だ.上記のコマンドでそのままインストールすると,次回ログインに失敗してしまうのだ.

原因は,libopencv-dev が依存する libopencv-ocl が PCのグラフィックボードがなんだろうと ndivia が実装している OpenCL ライブラリ(とドライバ)をインストールしてしまうというバグがあるからだ.そのため,nVidia ドライバの読み込みに失敗してログインできなくなる.(正確には,Xの立ち上げに失敗する).

解決法


libopencv-ocl 自体はどの OpenCL ライブラリでもOKなので,ジェネラルな OpenCL実装をインストールしてから,OpenCVをインストールすればよい.

sudo apt-get install ocl-icd-libopencl1
sudo apt-get install libopencv-dev

もし,すでにクラッシュしていたら,次のようにしてみるといいかもしれない.(未確認)

「Alt」+「F2」を押して,tty を表示,ユーザー名とパスワードを入れてログイン.

sudo apt-get install ocl-icd-opencl1
sudo apt-get remove nvidia-319-updates  nvidia-settings-319-updates
または,
sudo apt-get autoremove

2013年7月17日水曜日

自動ログインでデフォルトキーリングのロック解除ダイアログを表示させずにUbuntu One を使う方法

Ubuntu One はオンラインアカウントのユーザー名とパスワードを記憶するために,デフォルトキーリングを使用する.通常は,ログイン時にパスワードを入力するため自動的に解除されるが,自動ログインの場合は解除されない.なので,キーリングにパスワードを設定した状態で自動ログインすると,Ubuntu Oneの開始時に毎回キーリングの解除を求めるダイアログが出てきてうっとうしい.

このダイアログを表示させない方法として,デフォルトキーリングにパスワードを設定しないという方法がある.セキュリティー的に問題はあるが,そもそも自動ログインが有効という仮定があるのでその問題は無視することにする.

方法は簡単で,Ubuntu Oneの初回設定時にデフォルトキーリングのパスワード設定画面が出てくるので,何も入力せずに Enter するだけである.

なお,すでにパスワードを設定してしまっている場合は,キーリングを削除し,もう一度 Ubuntu One を設定しなおすとよい.キーリングの設定は /home/xxxx/.gnome2/keyring ディレクトリ内に保存されている.

無線LANの接続などの,ほかのキーリングを利用するアプリケーションにも利用できる.まあ,バーチャルマシン環境くらいでしか使えない方法だと思うので,無線LANは関係ないかもしれないが.

2013年6月29日土曜日

VMware player と Oracle Virtual Box の比較

いままで,ずっと VMware を使ってきたけど,
フリーのVMとして,どっちがいいんやろうってことで調べてみた.

ホストのマシンは,
Core i7 860 (Sandy bridge 世代で4コア,ハイパースレッディングで8コア)
8GB メモリ
Windows 7 Professional

ゲストは,Ubuntu で試してみた.
比較として,ゲストの起動・終了時間,自分で作った画像処理プログラム(OpenMPで並列化したもの)の実行時間を計測した.

VMware player


Playerの制限としては,CPUは4コア以上は設定できない.
そのため,4コアのCPUでメモリ4GBのマシンを作成.
ホストは8コアあるため,ゲストでCPU利用率100%のとき,ホストは利用率50%となっている.
OSはUbuntu 12.04 と13.04 で試した.

VMware の利点として,Ubuntu がクイックインストールできることがある.
この機能は,インストール時間が短縮されてとてもありがたい.


さて,計測結果だが,

Ubuntu 12.04
  起動:35秒
  終了:17秒
  画像処理:676秒

Ubuntu 13.04
  起動:26秒
  終了:14秒
  画像処理:442秒


Virtual Box


Virtual Box には,CPUのコア数の制限はない.
なので,ホストのCPUをフル稼働することができる.これが,そもそも試してみようと思ったきっかけである.
8コアのCPUでメモリ4GBのマシンを作成.
VMware と違い,細かいことまで設定できるので,ビデオメモリは最大に(といっても128MB)しといた.
OSは,Ubuntu 13.04.
インストールは,通常インストールなので,VMwareよりも時間がかかる.


計測結果は,
  起動:165秒
  終了:16秒
  画像処理:420秒


結果


画像処理の時間は,Ubuntu をバージョンアップするだけで高速化した.これは予想外であった.
Virtual Box は8コア使って VMware の倍のCPU利用率があるのにもかかわらず,処理速度にそれほどの向上はなかった.これは,そもそも画像処理のコーディングが並列での問題をほとんど考慮せず,for 文をパラレルにしただけだからかもしれない.Virtual Boxのオーバーヘッドが大きいのかもしれない.この辺りの問題は切り分けられていない.
というか,高速な画像処理したいならちゃんとしたアルゴリズムを設計したり, GPGPU とかを使えということはある.

操作感だが,Virtual BoxのUbuntuは動作が鈍い.カーソルが遅れてついてくる.ビデオメモリをもうちょっと多く取れれば良いのかもしれないけど,どうしようもない.それに,インストールと,ゲストの起動に時間がかかりすぎており,とても耐えられない.


というわけで,私の中では VMware の勝ちとして,これからも使い続けようと思う.

2013年6月8日土曜日

Excel で特定のセルの値に基づいて行全体の書式を設定する

例えば,つぎのようなデータがあったとする.


このとき,B列のセルの値に応じて,A列とB列を同じ書式設定にしたいという状況がある.たとえば,6分40秒を切れば,青色,45秒を切れば水色,50秒を切れば緑色...という感じにしたいとする.

こういう時は,条件付き書式を使うと,簡単に実現することができる.
まず,書式設定したい範囲を選択する.この場合では,A4からB19を選択する.
次に,「ホーム」タブの「条件付き書式」から,「新しいルール」をクリックし,ダイアログを表示する.

「数式を使用して,書式設定するセルを決定」を選択して,ルールの欄に条件判定式を記入する.
ここで入力する式は,一番左上のセルをどのように設定するかを表す式になることに注意する.この式が相対的な位置関係を保ったまますべてのセルにコピーされるので,常にB列の値を見るためにはBのまえに$マークを付ける.同様に,基準値は常に同じセルの値を利用しているので,行・列ともに$マークを付けて絶対参照する.

次に,書式ボタンからセルの書式を設定しOKすると,実現できる.


この動作をすべての条件に対して作成し,条件の適用順を「ホーム」「条件付き書式」「ルールの管理」から調節してやると,望みの書式が完成する.フィルター機能と合わせると,トライアルの度に毎回わずらわしい作業をしなくても,簡単に色つきのランキングが実現できる.

2013年6月7日金曜日

Windows で Ubuntu の gedit 環境が使いたくて...

gedit って特段使いやすいわけではないんだけど,ずっと使ってると,休みの日にWindowsで作業するときにいつもの環境でやりたくなったりするわけで.で,できないかなーと探してみたら,Windows版のgeditが存在してた.

さっそく,gnome のページから,Windows版のgeditをダウンロードしてインストールしてみる.
http://ftp.gnome.org/pub/gnome/binaries/win32/gedit/

どうも,動作はもっさりしているが,いつもの環境が実現できた.
Alt キーでメニューは選択できないけど.まあいっか.

フォントの見た目が違うよなーってことで,Ubuntu の標準フォントである,Takao Gothic に設定してみたんだけど,英数が等幅じゃない.調べてみると,フォントはちゃんと等幅なんだけど,void とかが色づけとともに太字になっているからずれていたみたい.

なので,キーワードが太字にならないように設定を変更する.
C:\Program Files(x86)\gedit\share\gtksourceview-2.0\styles
にある,classic.xml を開いて,
bold="true" となっているところを false にかえる.ついでに,italic も false にしておく.


よっしゃ,完璧.これで,いつもの環境がWindowsでもつかえるやん.



2013年6月2日日曜日

OpenCV で16bitのカラー画像の画素値を取得・設定する(C言語)

8ビットカラー画像の画素値へのアクセスは公式マニュアルのとおり, IplImage->imageData で直接アクセスできる.また,グレースケール画像の場合は,ビット数や型に関係なく,cvGetReal2D 関数で取得できる.

では,16ビットカラー画像で画素ごとにアクセスするにはどうしたらいいのか.その取得方法や設定方法を紹介する.方法としては,CvScalar型を経由し,Get*D,Set*D関数を使うのが簡単である.CvScalar型は,double val[4] のみを持つ構造体で,各色の輝度値を格納している.以下がサンプルコードである.なお,この方法は16ビットだけでなく他の型の画像でも適用可能である.

画素値の取得


IplImage* img; // img は16ビットカラー画像とする

CvScalar pixel = cvGet2D(img, y, x);
double b = pixel.val[0];
double g = pixel.val[1];
double r = pixel.val[2];

画素値の設定


CvScalar pixel = cvScalar(b, g, r, 0);
cvSet2D(img, y, x, pixel);


2013年4月19日金曜日

ボストンが大変!

今日は,午後からICCP 2013 一日目,ハーバード大学の予定だった.

昨日の夜,ちょうどベッドに入った頃,MIT Building 32 付近で発砲事件が発生.Building 32 は変な形の建物で,昨日訪れた際に写真も撮っていました.この建物の反対側の通りが現場です.

そして,夜中に数百台?のパトカーが出動.今日の朝まで断続的にサイレンが鳴り続いていました.どうやら,MITの銃撃戦は,先日のテロ事件の容疑者と,MIT Police が撃ち合っていたよう.MITの警官と,容疑者の一人が死亡,もう一人が逃走しています.
追記:MITでは警官が撃たれただけで,銃撃戦はWatertownで行われたようです.

そのせいで,今朝は,タクシーを含む全交通機関が運休,ハーバードを含む各大学,各種学校が閉鎖されています.ICCPはハーバード大学で行われる予定だったので,別の場所を探しているようですがどうなるのでしょうか.現在ホテルに缶詰状態で,新しい情報を待っています.

Updated

結局,一日目は中止になりました.ただ,ホテルのレストランで非公式のポスターセッションがありました.

状況としては,すべてのビジネス禁止,外出禁止で全員が家にとどまるように言われています.ホテルのセキュリティも強化されていて,一度外に出ると再度入るのが難しいほど.9・11以来というほど全米が震撼している最前線にいる感じです.一番気がかりなのは,スーパーも閉まっているのでご飯どうしよってことです.

さて,昨日のMIT銃撃戦現場は,ちょうど事件の3時間前くらいに歩いていた場所でした.また,容疑者が強盗したといわれているセブンイレブンは,MIT内部の昨日見たところ.めっちゃ近いことが判明.
Watertownの捜査は 60-70% だそうで,早く終わってほしいものです.明日はちゃんと行えるのでしょうか.とりあえず,発表時間が短くなりそうなので,資料を作り直します.

国際会議でボストンへ Part 2

今日の予定


~15:00 :Free
15:00 :MIT Media Lab, Camera Culture 集合
15:30~16:30 :先生方のトーク
その後:Lab見学,散策,食事

フリータイムは,チャールズ川散策,MIT散策をしました.

チャールズ川の散策


チャールズ川は,ボート関係者なら誰もが知っているほど有名な川で,The Head of the Charles が行われる場所でもあります.川のほとりには,Harvard Univ, MIT, Boston Univ などの艇庫を始め,様々なボートクラブの艇庫が立ち並んでいます.ちなみに,自分が泊まっているホテルからは,Riverside Boat Club の艇庫が見えます.ホテルの部屋からの写真では,右端で切れてしまいましたが...(ボートラックはかろうじて写っている)

ホテルはチャールズ川沿いに建っており,対岸にはBoston大学が見えます.
今日は,上流(写真右側)へ,Harvard大学の艇庫付近まで行った後,MITの方(写真左側)に下って行きました.
因みに,朝7時に起きて外を見ると,すでにたくさんのエイトが漕いでおり,散策するころには多くのクルーが船台に着けていました.朝に練習するのは日本と同じなんですね.あしたはちょっと早起きして,うまいクルーのビデオを撮影できたらと思っています.

さて,ボートのレベルはというと,ピンキリという感じです.速いクルーはとても速いし上手.船もいいものに乗っていて,アスリートって感じ.そこそこのクルーはそこそこの船に乗っていて,学生ってかんじ.うちのエイトよりは上手いけど.下手なクルーはぼろい船に乗っていて,一年生って感じ.中には,男女混合クルーやおっちゃんクルーもいました.スカルはほとんどいなくて,基本エイト,たまにフォアって感じ.女子も普通にエイトをこいでいました.東レの逆版みたいなブレードカラーのクルーに目を付けたので,明日はあのエイト(3艇いてどれも割とうまい)のビデオを撮りたい.ちなみに,今日はビデオを撮ろうとしたら漕ぐのをやめちゃったので写真だけ撮りました.

チャールズ川の環境はとてもいいですね.各艇庫は大きくて,船台がついていて,眺めもきれいです.こういうところで漕ぎたいものですね.

MIT 散策


お昼は,チャールズ川を下流に下り,MITを散策しました.まず立ち寄ったのは,大学の真ん中らへんにある Student なんたらって言う建物.学食的なところや,Coopなどがあります.そこでお昼ご飯を食べました.ハンバーガーとコーヒーのセットを頼んだのですが,コーヒーの量が多い!14オンス,約450mlほどありました.エリートっぽくラップトップを開いていきってやりました.
MIT Coop には,MITのロゴが入った服やらグッズやらが売っています.MITと書くだけでこれだけ値段が上がるのかって感じでした.こちらのコープは小さいですが,東側メインストリート沿いのコープは大きく,品ぞろえも豊富でした.

その後は,ちょっと北上し,MIT Museumへ.学生は4ドルでした.MITのすごさがよくわかりました.あんなものやこんなものまでMITで開発されたんですねー.ぜひ見に行くことをお勧めします.

3時ごろには,MIT Media Labを訪問しました.非常にオープンで,刺激的な場所でした.建物全体が実験場で,通路と部屋の境界が曖昧です.また,基本的にガラスで出来ていました.


2013年4月18日木曜日

国際会議でボストンへ Part 1


飛行機を乗り継いでアメリカへ


出発の前日になにやら爆弾テロ?が起きてしまったボストンですが,今,国際会議の発表のために訪れています.
私の家から,ボストン(正確にはケンブリッジ)のホテルまで丸々24時間かかったので,その状況を記録しておこうと思います.
飛行機は,伊丹-成田-シカゴ-ボストンという乗継で行きました.一番しんどいのは12時間弱のフライトとなる成田-シカゴです.

搭乗手続きは,伊丹の国際線カウンターで.荷物はボストンまでなのに,搭乗券はシカゴでないと発行できないとのこと.
まあ適当に検査を通って成田へGo.この辺りは,特に問題ありませんでした.

成田に着くと,出国手続きと,再び荷物と身体検査.最初と同様に適当に済ます.ベルトしたままでも問題なかった.
出発の搭乗ゲートに行って,しばらくすると搭乗開始.12時間弱のフライトでシカゴを目指します.
ちなみに,機内食は2回ありました.機内食の間は消灯していて,寝ればって感じだけど,日本時間でいうと午後1時から午後7時くらいでまったく眠くなかったので,映画とかを見ながら時間をつぶします.

アメリカ入国手続き,United航空乗り継ぎ手続き


シカゴにつくと,入国審査,税関,乗り継ぎ手続きがあってこの旅で一番ややこしいところであります.
まず,入国審査の列に並び,入国審査を受けます.ここでは,米国人と外国人は違う列で並ぶ必要があります.
入国審査は,
1.パスポート・税関申告書を提出
2.右手,右手親指,左手,左手親指,顔写真を審査官の指示(ジェスチャーだけだった)通りに撮影.
3.質問に答える.(英語で)
こんな感じ
・渡航の目的は何か
Academic conference
・職業は何か
Student
・どういう分野の会議か
Computational ***
・何日滞在予定か
six days

通過すると,税関のために,預けている荷物をピックアップ.
税関スタッフに申告書を提出し,通過したら,乗り換え手続きカウンターへ.

荷物を流して,カウンターで搭乗券を発行してもらう.
搭乗券には,Terminal 1 Gate 7B と書かれていたため,ポートライナーみたいな電車に乗ってターミナル1に移動.
電光掲示板で7B, On time であることを確認.出発ゲートや出発時間は突然変わることも多いらしく,確認は必要とのこと.
で,再度の荷物と身体検査.
この検査は(アメリカだからかテロ直後だからかは不明)結構厳しく,上着ぬいで,靴脱いで,ベルトはずして,手を頭の上に組んでCTスキャンみたいな装置で検査.私は,ポケットにクレジットカードを入れたままだったので,職員によるタッチ検査も受けました.

さて,指定された7B ゲートに行くと,閑散としてるし,なんか変と思いつつも,待つことに.でも,飛行機も止まっていないしさすがに変だと先生が再度掲示板を確認すると,2B ゲートに変更になっているではないか.さっき確認したばっかりだったのに.こういうことがあるから,しっかりチェックしないとということだったのか.勉強になった.
ちなみに,ここでの搭乗券には Boarding group なるものが印刷されていて,グループごとに搭乗案内が行われた.スタッフが Boston, boarding group x とアナウンスしたら,そのグループの搭乗が始まる.英語でしかアナウンスしないし,早口だし,最初は何言ってるかわからなかったが,まあ,間違ってても特に問題ないと思う.

搭乗完了後,天候不順のため,出発が1時間以上待機に.エコノミー席でずっと座るので,地味につかれた.思い起こせば,成田の着陸のやり直しとかもあったし,なんだかんだトラブルの多い旅だった気がする.まあ,これも経験か.

ボストン到着


ボストンからは,Tのシルバーライン(SL1)とレッドラインを乗り継いで目的地へ.乗車賃はタダ.
帰りは2ドルくらいかかりそうな感じ.

そして,今,アメリカのすべてがビッグ間に感動しております.


なんか,面白くもない話を書いてしまったけど,明日は,チャールズ川の様子,MITの見学,明後日は,Harvardで会議開始,しあさってはついに発表.ちゃんとがんばります.

2013年3月30日土曜日

Raspberry Pi に Web サーバーApache を設定する

Apache のインストール


まずは,ssh で Raspberry Pi にログインする.

ssh pi@192.168.1.100

そして,apt でApacheをインストールする.
sudo apt-get install apache2

設定ファイルなどは,/etc/apache2 ディレクトリ配下に存在するので,本当はそれをいい感じに設定するのだけど,今回はデフォルトのまま動かしてみる.っていうか,インストールしたら,勝手に動いている.自動起動の設定も必要なし.

ブラウザから,
http://192.168.1.100
にアクセスしてみる.  It works !

この It works の html ファイルは,/var/www/ ディレクトリに入っている.ここにコンテンツを追加していけばいいんですね.ちょっとやってみよう.

exit  # ssh から抜ける
scp hoge.html pi@192.168.1.100:./
ssh pi@192.168.1.100
sudo cp hoge.html /var/www

http://192.168.1.100/hoge.html

表示された!ちなみに,UTF-8 でエンコードした日本語ファイルです.
いい感じに,プライベート Web ページが構築できそうです.

Excel で自分の思い通りにデータを並べ替える

はじめに


Excel には,入力したデータを並び替えてくれる,「フィルター」機能があります.しかし,通常は昇順か降順でしか並び替えることができません.でも,Excel には用意されていない順序で並び替えたいこともあります.
今回は,次のような成績のデータを成績順に並び替えることを考えます.


フィルター機能を使う


フィルター機能は,データ範囲を選択して,[データ] タブの [フィルター] をクリックすると有効になります.このとき,見出しのセルに右端に現れる三角ボタンをクリックすることで,データが並び替えられます.しかし,評語を昇順で並び替えると,A→B→C→F→S→欠→合 という具合に,アルファベット順となってしまいます.しかし,本当は成績順に,合→S→A→B→C→F→欠 と並び替えたいものです.

自分の思い通りに並び替える


では,このデータを成績順に並び替える手順を紹介します.

まず,評語の右に現れる三角ボタンをクリックし,[色で並び替え] から [ユーザー設定で並び替え] を選択します.すると,次のような 並び替え ダイアログが表示されます.その中の,順序のドロップダウンリストから [ユーザー設定リスト...] を選択します.


すると,ユーザー設定リスト ダイアログが表示されるので,リストの項目に並べ替えたい順にキーワードを入力してOKをクリックすると,データが成績順に並び替えられます.


以上で,フィルター機能を用いて,自分の思い通りにデータを並び替えることができました.この方法は,例えばデータを都道府県別に並び替えたいだとか,その他いろんなことに使えると思います.

2013年3月22日金曜日

Raspberry Pi を遠隔で使えるようにする

ついに,遠隔で操作できるように設定していきたいと思います.

固定IPアドレスを設定する


DHCP だと,IPアドレスころころ変わるし,リモート操作しにくくなるし,固定IPを設定した方が後々楽なので,設定をします.もっとも,LAN内でのリモート操作だけなら,マシン名を入力してDNSに解決してもらうのが楽だけど,今後Webサーバーの設定とかもしていきたいので,という事情.

まず,割り当てるIPアドレスは,DHCP管理外である必要がある.このあたりは,ルーターの設定なので,割愛する.私の環境では,DHCP 管理下にあるのは 192.168.1.2 ~ 192.168.1.50 に設定してある.

私は,vi 系のエディタをマスターしていないので,GUIで操作する.
startx

でGUIを起動し,LX Terminal を開く.
sudo leafpad /etc/network/interfaces

でテキストエディタを起動.
iface eth0 inet dhcp

となっている行を
iface eth0 inet static
address 192.168.1.100
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1

として保存する.これで,設定が完了する.


Rootのパスワードを設定する


リモートで使う際に,root のパスワードが軟弱ではセキュリティーの問題が大きすぎるので,設定する.
sudo passwd root
********
********


ssh でログインしてみる


今回は,Cygwin 上から,ssh でログインを試す.
ssh pi@192.168.1.100
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
pi@192.168.1.100's password:********

でログインできた.



VNC サーバーを設定する


次は,リモートでもGUIで操作できるようにする.VNC サーバーとしては,TightVNC を使うこととする.まずは,ダウンロード&インストール
sudo apt-get install tightvncserver

LX Terminal 上から,
vncserver :1 -geometry 1024x600 -depth 16 -pixelformat rgb565
********
********
n

と入力すると,設定完了.ちなみに,********は,vnc 接続のためのパスワード.

ログインは,ビューワーから 192.168.1.100:5901 にアクセスし,パスワードを入力すればOK.
見事ログインできたので,今日はここまで.

Raspberry Pi を終了する.

sudo shutdown -h now

結局,自分で電源引っこ抜かないといけないけどね.

2013年3月21日木曜日

Raspberry Pi, 設定の変更

Raspberry Pi の再設定


前回,ssh を使うつもりとか書いておきながら,ssh の設定してなかったのと,新しく有線キーボード (Happy Hacking Keyboard Lite 2) を用意したので,設定を変更する.
ユーザー pi でログインして, raspi-config を開く.
sudo raspi-config

まずは,キーボードの設定.HHKBの英語配列なので,
keyboard_config
happy hacking keyboard
other
English (US)
English (US) - International (AltGr dead keys)
The default for keyboard layout
No compose key
No
という風に選択する.
次に,ssh サーバーを有効にする.
ssh
Enable
で,raspi-config 終了.
Finish


最新版に更新する


最新版に更新しておく.
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

今日はここまで.有線キーボードは何の問題もなく動作しました.よかったよかった.
次回は,ネットワークの設定をちらほらとやる予定.とりあえず,静的IPアドレスを設定するまでは,リモートでは使いにくいかな.

2013年3月16日土曜日

Raspberry Pi 初起動

ちょっと前のことだけど,Raspberry Pi Model B が届いたので初起動してみた件.

準備


OSの準備
Raspberry Pi のホームページから,Raspbian と Win32DiskImager をダウンロードしてきて解凍.Win32DiskImager を利用して Raspbian のイメージファイルを SD カードに書き込めば,OSの準備完了.私は,4GB の SD カードに書き込みました.

ハードの準備
Raspberry Pi を使うのに必要なものは,HDMIケーブル,micro USB を用いた電源 (700mA 以上),USBキーボード.将来は ssh とかで操作するつもりなので,今回はそこら辺にあるものを流用しました.電源は,スマートフォンの充電で使ってた汎用のUSB電源(1A)を使用し,キーボードは,Windows PCで使っている Microsoft Wireless Keyboard を使いました.

初めての起動


Raspberry Pi には,電源ボタンがついていません.なので,プラグを挿すと ON,抜くと OFF です.OFF するときは,一応,
sudo halt
する方がいいと思います.

さて,電源を投入すると,いかにも Linux な起動画面が表示されます.しばらくすると,初期設定画面が表示されます.ここでは,SDカードの領域拡張,キーボード設定,パスワード設定,タイムゾーン設定などを行います.なお,この画面は,次回以降に
raspi_config
で起動できます.

今回の設定は,
1. SDカードの領域拡張
expand_rootfs を選択するだけ.

2. キーボード設定
configure_keyboard
Generic 105-key (intl) PC
Other
Japanese
Japanese - Japanese (OADG 109A)
The default for the keyboard layout
No compose key
No (Yes でもいいけど)
と,順番に選択.

3. パスワード設定
change_pass
ユーザー pi のパスワードを設定します.デフォルトは raspberry です.変更しておいた方がいいと思います.

4. タイムゾーンの設定 
change_timezone
Asia
Tokyo
を選択しました.

Finish を選択すると,自動的に再起動します.

2回目以降の起動


しばらく待っていると,ログインを求められます.
ユーザー名:pi
パスワード:設定したもの (default は raspberry)

GUIを使いたいときは
startx
ですね.

問題点


私の環境では,キーボードが不安定でした.反応しなかったり,Press のままだったりして,難儀しました.原因は,不明ですが,Wireless だからか,USB 直挿しだからかだと思われます.Raspberry Pi の USB 端子は,あまり電流を流せないので,バスパワー機器は動作が不安定になりやすいみたいです.次回は,有線キーボードか,セルフパワーのUSBハブをかませてみたいと思います.