2013年3月30日土曜日

Raspberry Pi に Web サーバーApache を設定する

Apache のインストール


まずは,ssh で Raspberry Pi にログインする.

ssh pi@192.168.1.100

そして,apt でApacheをインストールする.
sudo apt-get install apache2

設定ファイルなどは,/etc/apache2 ディレクトリ配下に存在するので,本当はそれをいい感じに設定するのだけど,今回はデフォルトのまま動かしてみる.っていうか,インストールしたら,勝手に動いている.自動起動の設定も必要なし.

ブラウザから,
http://192.168.1.100
にアクセスしてみる.  It works !

この It works の html ファイルは,/var/www/ ディレクトリに入っている.ここにコンテンツを追加していけばいいんですね.ちょっとやってみよう.

exit  # ssh から抜ける
scp hoge.html pi@192.168.1.100:./
ssh pi@192.168.1.100
sudo cp hoge.html /var/www

http://192.168.1.100/hoge.html

表示された!ちなみに,UTF-8 でエンコードした日本語ファイルです.
いい感じに,プライベート Web ページが構築できそうです.

Excel で自分の思い通りにデータを並べ替える

はじめに


Excel には,入力したデータを並び替えてくれる,「フィルター」機能があります.しかし,通常は昇順か降順でしか並び替えることができません.でも,Excel には用意されていない順序で並び替えたいこともあります.
今回は,次のような成績のデータを成績順に並び替えることを考えます.


フィルター機能を使う


フィルター機能は,データ範囲を選択して,[データ] タブの [フィルター] をクリックすると有効になります.このとき,見出しのセルに右端に現れる三角ボタンをクリックすることで,データが並び替えられます.しかし,評語を昇順で並び替えると,A→B→C→F→S→欠→合 という具合に,アルファベット順となってしまいます.しかし,本当は成績順に,合→S→A→B→C→F→欠 と並び替えたいものです.

自分の思い通りに並び替える


では,このデータを成績順に並び替える手順を紹介します.

まず,評語の右に現れる三角ボタンをクリックし,[色で並び替え] から [ユーザー設定で並び替え] を選択します.すると,次のような 並び替え ダイアログが表示されます.その中の,順序のドロップダウンリストから [ユーザー設定リスト...] を選択します.


すると,ユーザー設定リスト ダイアログが表示されるので,リストの項目に並べ替えたい順にキーワードを入力してOKをクリックすると,データが成績順に並び替えられます.


以上で,フィルター機能を用いて,自分の思い通りにデータを並び替えることができました.この方法は,例えばデータを都道府県別に並び替えたいだとか,その他いろんなことに使えると思います.

2013年3月22日金曜日

Raspberry Pi を遠隔で使えるようにする

ついに,遠隔で操作できるように設定していきたいと思います.

固定IPアドレスを設定する


DHCP だと,IPアドレスころころ変わるし,リモート操作しにくくなるし,固定IPを設定した方が後々楽なので,設定をします.もっとも,LAN内でのリモート操作だけなら,マシン名を入力してDNSに解決してもらうのが楽だけど,今後Webサーバーの設定とかもしていきたいので,という事情.

まず,割り当てるIPアドレスは,DHCP管理外である必要がある.このあたりは,ルーターの設定なので,割愛する.私の環境では,DHCP 管理下にあるのは 192.168.1.2 ~ 192.168.1.50 に設定してある.

私は,vi 系のエディタをマスターしていないので,GUIで操作する.
startx

でGUIを起動し,LX Terminal を開く.
sudo leafpad /etc/network/interfaces

でテキストエディタを起動.
iface eth0 inet dhcp

となっている行を
iface eth0 inet static
address 192.168.1.100
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1

として保存する.これで,設定が完了する.


Rootのパスワードを設定する


リモートで使う際に,root のパスワードが軟弱ではセキュリティーの問題が大きすぎるので,設定する.
sudo passwd root
********
********


ssh でログインしてみる


今回は,Cygwin 上から,ssh でログインを試す.
ssh pi@192.168.1.100
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
pi@192.168.1.100's password:********

でログインできた.



VNC サーバーを設定する


次は,リモートでもGUIで操作できるようにする.VNC サーバーとしては,TightVNC を使うこととする.まずは,ダウンロード&インストール
sudo apt-get install tightvncserver

LX Terminal 上から,
vncserver :1 -geometry 1024x600 -depth 16 -pixelformat rgb565
********
********
n

と入力すると,設定完了.ちなみに,********は,vnc 接続のためのパスワード.

ログインは,ビューワーから 192.168.1.100:5901 にアクセスし,パスワードを入力すればOK.
見事ログインできたので,今日はここまで.

Raspberry Pi を終了する.

sudo shutdown -h now

結局,自分で電源引っこ抜かないといけないけどね.

2013年3月21日木曜日

Raspberry Pi, 設定の変更

Raspberry Pi の再設定


前回,ssh を使うつもりとか書いておきながら,ssh の設定してなかったのと,新しく有線キーボード (Happy Hacking Keyboard Lite 2) を用意したので,設定を変更する.
ユーザー pi でログインして, raspi-config を開く.
sudo raspi-config

まずは,キーボードの設定.HHKBの英語配列なので,
keyboard_config
happy hacking keyboard
other
English (US)
English (US) - International (AltGr dead keys)
The default for keyboard layout
No compose key
No
という風に選択する.
次に,ssh サーバーを有効にする.
ssh
Enable
で,raspi-config 終了.
Finish


最新版に更新する


最新版に更新しておく.
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

今日はここまで.有線キーボードは何の問題もなく動作しました.よかったよかった.
次回は,ネットワークの設定をちらほらとやる予定.とりあえず,静的IPアドレスを設定するまでは,リモートでは使いにくいかな.

2013年3月16日土曜日

Raspberry Pi 初起動

ちょっと前のことだけど,Raspberry Pi Model B が届いたので初起動してみた件.

準備


OSの準備
Raspberry Pi のホームページから,Raspbian と Win32DiskImager をダウンロードしてきて解凍.Win32DiskImager を利用して Raspbian のイメージファイルを SD カードに書き込めば,OSの準備完了.私は,4GB の SD カードに書き込みました.

ハードの準備
Raspberry Pi を使うのに必要なものは,HDMIケーブル,micro USB を用いた電源 (700mA 以上),USBキーボード.将来は ssh とかで操作するつもりなので,今回はそこら辺にあるものを流用しました.電源は,スマートフォンの充電で使ってた汎用のUSB電源(1A)を使用し,キーボードは,Windows PCで使っている Microsoft Wireless Keyboard を使いました.

初めての起動


Raspberry Pi には,電源ボタンがついていません.なので,プラグを挿すと ON,抜くと OFF です.OFF するときは,一応,
sudo halt
する方がいいと思います.

さて,電源を投入すると,いかにも Linux な起動画面が表示されます.しばらくすると,初期設定画面が表示されます.ここでは,SDカードの領域拡張,キーボード設定,パスワード設定,タイムゾーン設定などを行います.なお,この画面は,次回以降に
raspi_config
で起動できます.

今回の設定は,
1. SDカードの領域拡張
expand_rootfs を選択するだけ.

2. キーボード設定
configure_keyboard
Generic 105-key (intl) PC
Other
Japanese
Japanese - Japanese (OADG 109A)
The default for the keyboard layout
No compose key
No (Yes でもいいけど)
と,順番に選択.

3. パスワード設定
change_pass
ユーザー pi のパスワードを設定します.デフォルトは raspberry です.変更しておいた方がいいと思います.

4. タイムゾーンの設定 
change_timezone
Asia
Tokyo
を選択しました.

Finish を選択すると,自動的に再起動します.

2回目以降の起動


しばらく待っていると,ログインを求められます.
ユーザー名:pi
パスワード:設定したもの (default は raspberry)

GUIを使いたいときは
startx
ですね.

問題点


私の環境では,キーボードが不安定でした.反応しなかったり,Press のままだったりして,難儀しました.原因は,不明ですが,Wireless だからか,USB 直挿しだからかだと思われます.Raspberry Pi の USB 端子は,あまり電流を流せないので,バスパワー機器は動作が不安定になりやすいみたいです.次回は,有線キーボードか,セルフパワーのUSBハブをかませてみたいと思います.